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箱根備忘録

箱根と小田原のあれやこれやを書いているブログです

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  • 04/28/00:59

福屋菓子舗が閉店しました


宮ノ下の和菓子店「福屋菓子舗」が閉店しました。平成23年2月に閉店したそうで、3年前に閉店していたんですね、知りませんでした。昭和23年に開業し、60年以上続いてきたお店なので、閉店は寂しいですね。

こちらは四季のお菓子が美しく、中でも夏の陽をさえぎる木陰と樹下に木漏れ日を受けて流れる冷たい清流を表した木陰の水が涼やかな美しさがありました。他にも宮ノ下ならではの太閤石風呂まんじゅう、にっきと梅の香りがかくし味の創作焼き菓子湯の山、箱根山を彩る若葉と紅葉を柚子の香たっぷりの求肥餅で包み込んだ名物もち、精選した大納言小豆を蜜漬けし透明なゼリーで包んだ姫の水、ふやきせんべいに5種の餡を挟んだひとひらと人気の和菓子が揃っていましたが、なんといっても有名なのは森のお福ですね。お店のマスコットであるお福人形の顔をモチーフにしたカステラ生地に餡を包んだ可愛らしい和菓子です。餡以外にも梅、抹茶、シナモンもありました。

本店は行った事がないんですけど、二ノ平店は行きました。以前利用していた保養所の行き帰りによく歩いた二ノ平の坂道に支店があって、祖母が飴を買ったりしてました。森のお福が可愛いし、確かクリーム入りもあった覚えがあるんですけど、クリーム入りの鯛焼きとか大判焼きが好きなので、これも美味しいだろうといつか買おうと思ってましたが、買うなら旅行の最終日がいいかと思って行くとお休みなんて事ばかりで、そのうち二ノ平店が閉店。ならばいつか本店に、と思っていましたが、残念ながら閉店してしまいました。お店の方に行った時に買っておけばと後悔してます。いつかまた復活してくれたら嬉しいです。私の家にある古いるるぶには二ノ平店も載っていて、それを今手元に置いて書いているんですが、見ているとあの頃の旅行の思い出もよみがえり、なんとも懐かしい気持ちになりました。

福屋菓子舗
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